泥黎の國– category –
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戦神ガドヴァット
四の腕に四の刃 片や斧、片や剣、さらに槍、そして鎖の舞う刃 残る二腕には印が灯り、呪と結界が揺れるそれは殺戮であり、儀式であり、祈りであった 谷は深く、空は遠... -
悪神の花嫁
きみが寂しいのを知っている。 一度肉体の死を迎え、本来の、海の精霊の姿になって、水底の死者の王国へ家族を探しに行こう。 ある漁師が、海の精霊と恋に落ちて子を成... -
地下室の九条
「またここに会いにくるよ。あなたの仕事や毎日見るもの、考えることを教えて」 アタカ・インダストリー社の定期メンテナンスサービスで異常が見つかり、九条の身体はオ... -
碧子とガード
「そろそろ暁霞の時間だね、だけどひと眠りするために急いで帰りたい。また助けてくれる?」 碧子が9歳になった時、父親がガードを連れて帰った。仕事で家を空けることの... -
アザール 顔を失った宮廷魔術師
"未来を失ったことがある?それなのに、代わりに何も得られなかったことが? だけど失うことによって、本当に大切なものがわかったの" メルソミニエの女王に仕える魔... -
宵闇の医術師ラファエロ
自分が解き放ってしまったのは、魔物だった。ラファエロの怖れは日に日に増していた 海が見たい、とクルートは言った。研究所で一生を終えるのは嫌だと。 しかしその親... -
アドニス:設定画
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カタバミ:設定画
全身と表情の線画 -
叛逆者クルート
「屍者たちの嘆きを止め、安息の眠りにつかせるためには、女王と国が消滅する必要があるだろう」 クルートは生者の身体と屍者の軀をもち生まれた。頭からつま先まで、半... -
夜明けのヴラダ
その夜、ヴラダは生前以上の美しさと超然とした気品をたたえ蘇った 夫ディオーニが出張先で、事故に遭ったのだという知らせを受けて、元々悪化していたヴラダの肺はます...
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